筆者がデジタル絵を描いてみたいと思ったのは、LINEスタンプを作ってみたい!と思ったことがきっかけでした。
LINEスタンプの作成にはこれまでペンタブが必要だと思っていたのですが、スマホアプリの ibisPaint X を使って初心者でも簡単に作成できましたのでご紹介します。
ibisPaint というアプリもありますがこちらは有料で、Xがついているほうが無料アプリです。
これからLINEスタンプを作成してみたい方や、スマホでデジタル絵に挑戦してみたい方にぜひ読んでいただきたい記事です。
アナログ絵とデジタル絵の違い
アナログ絵は画材を使って紙などに直接描く絵であり、デジタル絵はお絵描きソフトなどを使い、PCやタブレットなどの画面上のキャンバスに描く絵のことを指します。
デジタル絵はアナログ絵に比べて修正が簡単で、失敗しても戻るボタンでやり直せるというメリットがあります。
アプリでどんなことができる?
無料でいいの?と思うほど、便利な機能が豊富にあります。
描いていくうちに、こんなこともできるんだ!という発見もあります。
慣れるまで難しいと感じるかもしれませんが、色々なアイコンをタップして機能を試してみてください。
この記事ではアプリの便利な機能を4つご紹介します。
レイヤー機能がある
レイヤーとは層、層をなす、などの意味をもちます。
デジタル絵を描く人にとって重要なツールです。
たとえば、夜空を見ているクマを描くとしましょう。
アナログ絵ではもちろん1枚のシートに夜空とクマを描きますが、デジタル絵では別々のシートに描くことが可能です。
なぜ複数枚に描くのでしょうか。
デジタル絵は、拡大・縮小/移動/回転といった細かい調整ができるからです。
1枚のシートに描いてしまうと、クマを動かそうとすると夜空(背景)まで動いてしまうのです。
多くのイラストレーターは複数枚のシートを重ねてひとつの絵を完成させています。
使い方はそれだけではありません。
アナログ絵をデジタル絵にすることもできます。
たとえば紙に、クマをボールペンで簡単に描き、それをスマホで撮影し、レイヤーに追加。重ねたシートに線をなぞって描く、ということもできます。
その場合は、ボールペンで描いたクマのレイヤーは非表示にして、なぞったデジタル絵のみを保存します。
一体どこからペンを入れたらいいのかわからない!という初心者でもこの機能を使えば、気軽にデジタル絵を始めることができるのです。
こんなに便利なレイヤー機能が ibisPaint X ではなんと無料で使えます。
ブラシや素材が豊富
背景、レースやフリル、服の柄(チェックなど)、植物や食べ物、生き物など素材は約5,200種類。
ブラシは、筆者のアプリには現時点で385種類あり、QRコードを読み込むことで増やすことができるようです。アプリの紹介ページには「12,000種類以上のブラシ」と記載があります。
髪の毛ブラシなんてものまであり、髪の毛も簡単に描けるんですよ!
鍵マークがついているブラシは、広告を見ることで18時間無料で使うことができます。
しかも一種類ずつではなく、一度見るとすべてのブラシが18時間使えます。
“塗りつぶし”で簡単に着色
線でクマを描いたら着色をします。塗りつぶしの機能がありますので、一瞬で塗ることができます。
文字挿入も簡単
LINEスタンプであればイラストに文字をつけることも多いですよね。
ibisPaint X であれば、文字入れボタンから簡単に文字の挿入が可能です。
筆者のアプリ内で確認したところフォントは1,082種類、そのうち日本語対応フォントは688種類ありました。
文字だけでなく文字の輪郭や背景にも色をつけることも可能です。
LINEスタンプ作成手順
ibisPaint Xを使って実際にLINEスタンプを作成する手順をご紹介します。
手順1:マイギャラリー内の+マークをタップする
まず、アプリを開いたら「マイギャラリー」をタップします。
マイギャラリー画面下部にある+マークをタップしてください。
手順2:サイズを選択する
+マークをタップすると、サイズ選択の画面が表示されます。
「LINEスタンプ」を選んでください。
手順3:画像の作成・編集
真っ白のキャンバスが出てきますので、描いていきましょう。
手順4:画像の保存
終了しましたら画像を保存します。
画面下部の←マークをタップしてください。
下の画面が表示されます。
絵の背景を消す場合は「透過PNG保存」を選択してください。
LINEスタンプ申請時は、PNGの形式でアップロードしますのでそのまま使えます。
余談
筆者は今回ご紹介したアプリのみを使って、クマのスタンプを作ってみました!
気になった方はぜひ覗いてみてくださいね!
読んでくださり、ありがとうございました。